西都原の古墳の中に入って、当時の様子を感じてみませんか?
マップを見ても位置が解らない方でも、西都原ガイダンスセンターで詳しく教えて頂けます。
また無料のレンタサイクルも用意さてているので大変便利です。

酒元ノ上横穴墓群

西都原ガイダンスセンター駐車場の一番奥(東側)に不思議な建物
建物内部の断熱と周辺景観の調和をはかるため屋根には緑化システムを採用した「西都原古墳群遺構保存覆屋」

開館 午前9:00 閉館 午後4:00 入場無料
中に入るとかなり広い。2階より全貌をみることもできます。
天井部は県産の杉材を使用し、デッキ部分にはヒノキ材を採り入れてあります。天井部には潅水のスプリンクラーが、設置され施設内の乾燥を防ぐ役目をしているようでした。
また2階への車いすでの移動には、専用のエスカレーターも設置されております。
施設内には1〜6号墓道があり、特に6号墓道は奥壁と側壁を真近く見ることができます。
6号墓道
奥壁と右側壁の2カ所に主体部を持つ。右側壁の主体部からは、須恵器を枕にした熟年女性の人骨が完全な形で検出されました。女性は両耳に金環を着け、左脇に革袋に入れた刀子(小刀)を持っていたようです。
6号墓道 側壁
ここまで完全な形で発掘されたのは世界でも数少ないとの事(展示はレプリカ)

 

鬼の窟(いわや)古墳

西都原古墳群では横穴式石室を持つ唯一の古墳

「鬼の窟古墳という名前の由来」
コノハナサクヤヒメを嫁にと願った鬼に、父である山の神オオヤマツミは、一晩で岩屋を作ることができれば、嫁に出すと言いました。そして鬼は一夜にして岩屋を造り遂げたのです。困ったオオヤマツミは、鬼が寝ている間に岩屋の石を一枚抜き取り邪魔をします。抜き取った石が石貫神社参道入口にある石です。
古墳の入口から玄室に至る道の天井に大きな隙間があります。そこが抜き取られた石の跡です。
石室の内部羨道への入り口、 天井は巨石で覆われている。
入ってすぐ天井を見上げると、オオヤマツミが抜き取ったと言われる岩の隙間が見れます。
玄室 長さ4.8m幅2m高さ2.15m 床面には川原石が敷き詰められている

 

13号古墳

3号古墳は、第一古墳群の南端縁辺部にあります。第一古墳群内駐車場より徒歩3分ぐらいの距離です。
古墳の形状は、墳長78.5m、前方部幅26m 高さ4.1m 後円墳の径45m、高さ6.7mとなっていて、前方部と後円部では2.6mの比高差があります。
後円部の径に比較して前方部の幅が極めて狭い、いわゆる柄鏡式の前方後円墳となっています。古墳の前には、13号古墳を型どったベンチがあり、憩いの場所となっています。
後円墳の石段を登っていくと、13号古墳の玄室への入り口です。
小さな入口に比べ、内部は綺麗に整備されています。展望通路より玄室内部が観察できます。

 

西都原考古博物館

古墳探索のちょっとコーヒーブレイク。

西都原考古博物館は、西都原古墳群の北に立っています。西都原古墳で出土された物が、数多く展示されています。3階のラウンジのワンコインランチはおすすめですが、数量限定です。

<開館時間>午前10時から午後6時まで 休館日 月曜 

<入場料金>無料
館内は時代を追った展示方法で、多くの出土品が展示されています。
時間がある方は是非、観光ボランティアの方に案内を予約される事をお勧めします。プロジェクターの設置個所が多数あり、古墳や出土品の説明が随時行われています。歴史好きにはたまらない場所となっています。
ホログラムで埋葬の様子が浮かび上がります。凝った演出です。